先日、テレビで、とある動物愛護団体の代表者が、その団体で保護した、弱ってご飯を食べなかった猫ちゃんが快復してきて、ご飯を食べた姿を見てスタッフさんが泣いたシーンがありました。
そのスタッフさんを見た代表者は、
「まだまだ素人だな。猫がご飯食べて泣いた人、初めて見たよ」と言うて笑ってたんです。
私は唖然としました。
いやいや、泣くのは普通の感情やん。て思いました。
動物を助ける事に、これ!という答えはない、と思っています。
動物それぞれにより、対応する看護は違います。
たくさんの猫を看病し、看取ってきましたが、
今まで満足に看取ったことはありません。
こうすれば、もう少し長く生きれたやろか?
ああすれば、もっと楽になれたんとちゃうやろか?
あの時、こうすれば、、、
いつも、何らかの後悔があるんです。
闘病してて、回復して、食べなかったご飯を食べてくれたりしたら、もう嬉しくて、よー頑張ってくれたな、て泣いてしまいます。
この代表の方には、感情はないんかな?
まぁ、捉え方は十人十色、人それぞれやから、そこはいいとしても
「素人だな」という発想。
動物愛護に、素人、玄人はないと思う。
プロの動物愛護家がいれば、お会いしたい。
捕獲の仕方、保護の方法、子育て、看病、等、経験はあればある程良い。
選択肢をたくさん、あみだし、持っているからです。
それでも、時に予期せぬ事が起こり、捕獲できない時もある。
看取ったあとも、この子にとって、これが最良やったか?自問自答、後悔、、、
動物が話せたら、といつも思います。
同じ病気であっても、猫ちゃんの性格により、治療法を変えることもあります。
いつも試行錯誤です。
ご飯を食べてくれた猫ちゃんを見て泣いたスタッフさん、貴方は代表の方より経験は少ないかもしれない。
けど、動物想いの人間としては、
代表の方よりも、よっぽど、猫ちゃんに愛がある人やと思います。